独創性と自分の世界

 男命
 年柱 傷官 卯 食神 死
 月柱 偏財 戌 印綬 冠帯
 日柱   (壬)  辰 傷官 墓
 時柱 比肩 寅 偏官 病

 

  • 社会運

元命が印綬の場合、剋する星にこれだけ囲まれると、印綬は吉意がそこなわれ、凶意が目立つ事になります。印綬が凶に働くと、

・依存心が強く、何事も自分でやるという自主性に掛けます。
・考え方は現実性に欠け(常識から外れたり)、社会不適応になりやすいです。
・母親の過干渉や束縛に悩み、自立心も乏しいです。
・目上からのひいきに恵まれません。

アドバイス 大運・流年に官星が巡るのを待ち、それまでは、淡々と努力して実力と経験を蓄積しましょう。傷官大過、危宿は、趣味の延長になるような仕事が良いです。この方は、財、官が弱いので、現実性に乏しいです。傷官の表現力を活かした書く仕事や語学関係、芸術関係、あるいはよりスピリチュアルな精神世界を開拓していくのが良いです。40代までに何か一つの事に徹し、それまでに積み上げた実力がある事が人生後半の成功へのカギとされます。大運や流年に官星が巡り(官印相生)、印綬が吉に働くと、

・温和な性格で、落ち着きのあるおとなしい人になります。
・母性本能が豊かになるので他人を思いやるようになり、礼儀正しく約束は必ずまもる
 律義さが出てきます。
・聡明、堅実で要領の良い理論的な考え方が出来るようになります。
・目上からの引き立てによって成功しやすいです。
・印綬には学問という象意があるので、その方面で開運します(学校の先生や教授)。

 

  • 恋愛・結婚運

配偶者は主に日支で見ます。日支は自分の本質もあらわしますが、類は友を呼ぶと言われるように、自分と似た人を選びがちです。ですから、傷官がこのポジションに来ると、気性の激しいパートナーと縁があります。さらには、傷官大過は漏気(ろうき)で精気を抜くので、気力・体力の劣化が激しいです。身強の女性には気力で根負けしてしまいます(対人関係全般的に言っても、身強の人間は避けた方がよいでしょう)。

アドバイス 夫をあらわす官星が四柱や五行に強く出ているパートナー(官星1個で多くの地支に強い根をはっている事などが条件)と結婚すると、本人の社会運・健康運はアップします。次には、本人と三合の地支の関係が成立するパートナー(例えば、地支に午がある相手だと、本人の地支、戌、寅と三合の関係)、火の五行が強いパートナー(本人は木の五行が強すぎるので火に流す) 、宇宙盤で行動領域が一致するパートナー、宿曜で栄親のパートナーなどがおすすめです。印綬が凶に働いている(世渡りが下手)、比劫が弱いので(自立心が乏しく、道なき道を切り開く強さがない)、パートナーと一緒に仕事をするのが良いでしょう。このように、人脈は本人の命式を補うのです。

 

総合アドバイス 気位が高いので一見強く見えるかもしれませんが、精神的なタフさがありません。プレッシャーに弱いです。現実や世俗的価値観よりも、精神的な方に意識が向くので、自分の独創性を活かしてください。ルールや慣例に則ってきちんと会社員をやる、「正しい枠」の中で成果を出す!・・・みたいな、世間一般が良しとする考え方を無理やり自分に課すと、本人は非常に苦しいです。そのような環境では自分の「持ち味」が活かされにくいです。世の常識を超えるような、他人にはない独創性を伸ばして、むしろ自分で枠が決められるような「自分の世界」に没入すると、自分の資質が活かされやすいです。できれば、社会的な面を補い、繊細過ぎる精神性を理解してくれるような「協力者」をつくると良いでしょう。

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